harunoame

情報学と映画とアニメと本の話

ことばの意味、行動の意味

放ったらかしていたアニメ「ひそねとまそたん」を観終わりました。

おんなの子がかわいい。竜もかわいい。かわいいかわいい。中国古来の龍というよりはドラゴンの竜に近い、鬚のないまるっこいからだで可愛いかわいい。自衛隊で竜で神事で、日本を鎮護する壮大なファンタジー設定ですが、物語はコミュニケーションを主軸に置いていて、地味めなアニメだったと思います。そこが好きでした。ポップでおんなのこ可愛いEDがよく合ってたのも、そこに寄るのかなあと思います。

ひそねさんは素直で嘘がつけなくて思ったことを全てことばにする、というキャラ設定なのですが、素直というのとは少し違う。ことば過剰な人で、言葉にせずに行動で示すタイプのコミュニケーションが一切理解不能なんだと思いました。だから、あの人どうしてあんなことしたんだろう、どうしてあんな態度をとるんだろう、と他の人なら言葉にしないような無神経なことも、すべて言葉にして意味を考えるしかない。

ひとの行動に疎いから、じぶんの行動の意味にも疎くて、例えば大切にするつもりで手を引いたとしても、その行動は拒否を意味する、というのが読めません。そういうところも終始一貫したキャラクター設定だったと思います。
疎いから、ことばをもたないまそたんに応えるための行動が体当たりで不細工なのはたぶん意図的な演出で、すごいペロペロっぷりで絶えず伝えようとするの、とてもかわいかった。

ひそねさんは失敗して他の人をがっかりさせたと気が付いたら、誤解をほどくため必ずことばで説明します。それしかできない人だから仕方がないのですが、ほかの人にはそれができない、のだよなあと思う。柿安飛行班長とか、とくに。誤解があって拗れた状態では行動を読み違えてしまうから、ひそねさんのことばにすることを惜しまない嫌がらない性質が、力技で誤解をほどいていく。

ことばと行動がコミュニケーションの両輪でなんだなーと、観ながら思った。そういうアニメでした。

主題歌かわいいので欲しい。OP も、EDも。