harunoame

きんきと映画とアニメと本の話

魔法のカクテルのほんとうのなまえ

ミヒャエル・エンデの『魔法のカクテル』を読みまして、言葉遊びの翻訳の難しいことを、改めて思いました。 原題は『Der satanarchäolügenialkohöllische Wunschpunsch』なのだそうで、Satan(悪魔)Anarchie(アナーキー), Archäologie(考古学), Lüge(…

ばかげてるかどうかなんて関係ないんだ。正しいかどうかが問題なんだ。読んだ本でだってみんなそうしてるんだから。

もうずっと前に読んだ『トム・ソーヤーの冒険』はうっすらぼんやりですが面白かった記憶がありました。 『ハックルベリー・フィンの冒険』も面白かったです。ええと、トムがでてくるまでは。と言うこと自体が何となく残念なのですが、父親に殺されかけて逃げ…

怒りなんて、もうぜんぜんわいてこない。本当に恐ろしい姿だった。

亜米利加南部が舞台の物語を読んでたら、村町のおいちゃんたちがなんだかすぐに「ちっ、タールを塗って羽毛をまぶしてやるぜ!」て言っててなんなの…と調べたら、わりあいスタンダードな私刑だったそう。ひぇ。 tar and feather + 人で罰するってイディオム…

十二国記 白銀の墟 玄の月

読んでる間、とてもくるしくてたのしかった。

すべてを見たるひと

読み終えました。 英雄ギルガメシュと彼のために造られたエンキドゥ(という設定が既にたまらなく素敵)が大変イチャイチャしているらしいと、邪なたのしみを以て臨んだのですが、いちゃいちゃは大部分が散逸していてるようでした。もうすこし二人の会話が残…

私は人間である。およそ人間に関わることで私に無縁なことは一つもない。

読了。 さらさらと軽く読みやすい本だった。けれど文体も物語も、思想も、神秘と文明の在り方も、読みやすさをはるかに超えて含蓄のある本だった。とても好きだった。こういう本を読むために、本を読むのかもしれないと思う。 村田エフェンディ滞土録 (角川…

Mamihlapinatapai をあなたといつか。

体の調子がおかしくて1週間の夏休みを殆どぼんやり寝過ごしてしまったので、感覚を取り戻すようなつもりで軽めの本を選びました。各国の言葉を著者の感受性で葉書にしたような本なので、詩画集みたいでした。 きになった言葉をメモ。 जुगाड़(ジュガール) …

現状を肯定しながら、先行きはぼんやり不安な感じ

私の理想の社会ってどんなかたちだろう。体制としては割と社会主義的な秩序と平等とを求めている気がするけれど、日本に限って言えば、便宜上今の国家単位で運営されるのがまあ大体ちょうどいいのじゃないかと思っているし、多民族をごちゃまぜにするのは良…

ネイチャー&サイエンス『世界のお墓』

ほんの少し、世界の多様性にふれる。世界中に、計り知れない程たくさんの人々がいて、思いも寄らない死生観をもって生きている。というあたりまえのことを知るためにも、こういう本はいっぱい読みたい。 キリスト教の土葬文化は、墓が足りなくなると骨を掘り…

ヒグチユウコ『すきになったら』

職場のおねーたまに教えてもらった画家さん。 始めにMOE (モエ) 2017年10月号で羽海野チカやコンドウアキと対談しているのを読んだら、ほとんど猫の話をしていておもしろかった。 絵が可愛くてすこし不思議でグロテスクさもあって、ピーテル・ブリューゲルみ…